投資初心者必読!自信を持って投資を始める「誰でも学べば一生役立つ投資の基本技術」(著)田向宏行

おすすめな本

こんにちは。ヒカルブログです!

今回は、投資本を何十冊も読んできて一番しっくりきた本を紹介します。

投資する前に事前知識を得たいけど、たくさん本があってどれがいいか分からない、、

そんなあなたに投資初心者が知っておくべきこと・騙されないコツをシンプルに分かりやすくまとめてある「誰でも学べば一生役立つ投資の基本技術」(著)田向宏行をご紹介します。

特に今回は、6章あるうちの1章である「そもそも投資とは何か?」のところを重点的に紹介しています。

次の項目に関心のある人におすすめの本だと思います。

・投資をする前に知っておくべきこと

・お金を増やすには〇〇のリスクを抑えることが重要!

・投資初心者をだますお決まりフレーズとは?

それでは紹介スタートです↓

「誰でも学べば一生役立つ投資の基本技術」の第1章の構成は?

「誰でも学べば一生役立つ投資の基本技術」の第1章「投資で成長するための考え方」の構成は以下のような感じです。

01.投資を考える人が最初に知るべきこと(カモにならない)

02.お金を増やすための出費が金融投資(結果を期待して出費する)

03.無限にある金融商品は分類して整理してみる(6つに分けてみる)

04.誰もがほしいお金を増やす選択肢(副業は未来を豊かにするのか)

05.金融市場は止まらない 非常時にも投資できる(経済危機が起きても影響を受けない)

06.経済学と投資は目的が異なる(投資はメンタルゲーム)

07.お決まりのフレーズは裏を考える(投資しようするとよく聞く建前)

08.お金を使ってお金を増やす(投資・投機・資産運用の違い)

09.大事なのは大きな波に乗る技術(儲かり続ける商品はない)

1話1話ずつシンプルでわかりやすい図やイラスト付いています。見本です↓

またそれぞれの話は1〜2分で読み終わる文章の量なので、読書が苦手な方でも気軽に投資について知ることができます。

では次章でさっそく本題に入っていきます。

「誰でも学べば一生役立つ投資の基本技術」の要約!(前編:そもそも投資って?)

投資の前に知っておくこと

ここでは証券会社がどうして我々個人投資家に投資を勧めるのかを説明されています。

この答えは「手数料」です。私たちが取引をすればするほど、証券会社やFX会社などの金融会社に手数料収入が入ります。また金融機関は金融情報弱者の投資初心者に多く取引してもらおうと、さまざまな投資商品を勧めてきます。

しかしこれだけ不利な状況なのに、「自分にはわからない未来を金融機関の人なら知っているかも!」と期待している人がいるかも知れませんが、未来のわかる人などいません。

そこで重要になってくる考えをここでは紹介されています。要は投資世界の仕組みを知りましょうってことです。

例えば、自転車の仕組みを知っていれば、壊れた際に分解してどこに問題があるのか探し当てることができます。同様に投資においても、仕組みを押さえていれば、手数料を割高で取るような証券会社を見つけ出すことができるでしょう。

無限にある金融商品を分類してみよう!

金融商品にはさまざまな種類があり、取引方法もいくつもあります。

ごちゃごちゃにしていると、金融商品のそれぞれのメリット・デメリットを活かせることができません。

そこで本の著者は投資先を6つに分けて紹介されています。

債権政府や企業の発行する債券の売買時に生じた差額と貸与時の利子や金利で利益を得る
株式企業が発行する株式の売買時に生じた差額と投資企業からの配当金で利益を得る
外国株式異なる通貨の売買時に生じた差額と金利差で利益を得る
商品
コモディティ
金、原油などの売買時に生じた差額で利益を得る
不動産住宅、土地などの売買や貸出、その家賃を利益として得る
その他ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)の売買時に生じた差額で利益を得るなど
投資先の分類

これらのうちから自分はどれに投資するのか、どれが自分に合うのか、その投資のメリット・デメリットを知ることがが基本です。

勉強!勉強!

お金を増やす=減るリスクを抑える

収入を増やす簡単な方法は、副業や兼業をすることです。副業や兼業は労働時間が増えるので、収入が増えます。しかし自分の時間を売っているわけで、自分が怪我したり、世の中が不景気だと副業が見つかりにくかったりします。

この点、投資は前述した危険性はありません。

注意すべきなのは「お金が減るリスク」です。このことから、「お金が減るリスク」をコントロールする技術を獲得すればいいだけです。

また、もうひとつ投資にはメリットがあります。

それは投資収益には限界がないことです!

非常時も投資できる

あのコ◯ナ禍で、お店で働いていた人は人の移動が制限されたことで、休業に追い込まれた人もいたでしょう。

しかし、投資に関わる金融市場はほとんど通常通りの動きで取引が行われていました。

2020年3月のパンデミックになると、米国の株価や日経平均は急落しました。しかしながら、その後は急回復して下落するよりもさらに株価は上昇しました。

ショックを受けても回復するのが金融の世界です。(経済活動が止まっていたのに)

また金融は経済の血液とも呼ばれ、どんな問題が起ころうとも金融は止まりません。

例えば、2001年9月の米国同時多発テロ、2008年9月のリーマンショック、2011年3月の東日本大震災など、不幸な出来事はありましたが、金融市場は止まっていません。

そのため、個人投資家は仕事の影響を受けず不確かな未来を生き抜いていくための大きなアドバンテージです!

経済学と投資は異なる

本の作者は経済学と投資はきっぱりと異なるものだと言っています。

経済学とは経済合理性を唱えますが、現実は違っています。人は簡単に理論通りに動きません。

投資とは欲望と恐怖のゲームです。現実に即した臨機応変が必要になってきます。

あなたが投資を始めたいのなら、金融市場の値動きに対して臨機応変に対応しなければなりません。

そして昔の経験則に従うだけでは投資において勝つことはできません。

ノーベル経済学賞を受賞した学者たちが1994年に創設したヘッジファンドもたった5年で破綻してしまいました。

現実の値動きに従った投資を行いましょう。

投資初心者に向けたお決まりフレーズを裏読み!

投資を始めるにあたって証券会社や紹介料をもらおうとする人たちのお決まりのフレーズがあります。そのフレーズを裏読みして本音を紹介されています。

例えば、「分散投資で行いましょう」というフレーズを言う人の本音は、「何で儲かるかわからない」です。

リスクは減るでしょうが、リターンもその分減り、中途半端なのです。

他には、「長期投資で行いましょう」というフレーズを言う人の本音は、「増える時期や減る時期もあるけど、それがどの時期になるかわからない」です。

放置しておける長期投資は簡単です。しかし!

上昇の波が長く続けば良いですが、下落の波も大きくなることを忘れずに(歴史的に10年間も下がり続けることだってある)。。。

裏読みすると、証券会社や金融のプロも何が儲かるか分からないけど、情報弱者の我々のような個人投資家には「取引して手数料をもらいたい」と言うのが本音です。

まだまだ紹介されていましたが今回はここまで。

投資や投機の後に資産運用する

投資とは『投』がつくように「資産を投入する」ということです。そのため、多少のリスクをとって種銭を増やさなければなりません。(種銭とは投資で使えるお金のこと)

種銭が増えてくれば、お金を運用するフェーズに変わります。

運用とは資産がある程度ある人が行う守備的な側面があります。資産を保有することが前提なのです。保有した財産からのリターン(インカムゲイン)狙いです。

いくら投資・投機的な方法(キャピタルゲイン)でお金を増やし続けても、お金が減るリスクがつきまとうので安定しません。なので、お金が減らないようにリスクを減らした運用へと切り替える必要があります。

そうして運用したお金はFIRE(早期退職)へと繋げたり、次世代へと継承されたりするのです。

みなさんは今一度、投資する段階なのか?安全に運用する段階なのか?考えてみてください。

また別に一つに絞るのではなく、株やFX(投資・投機)をしながら、積立NISAや不動産投資(運用)をしても構いません。ただ今現在、どの方法を使ってお金を増やしているのか知ることが重要です。

投資の目的を考える

ここでは投資の目的について考えていきます。

みなさんはなんのために投資を始めたのですか?

投資の成果はどれくらいでいつ受け取りたいですか?

このような問いに自分のいまの状況と照らし合わせてみて下さい。人によって年齢や環境が違うので目的やゴールは変わってくるでしょう。

なぜ投資の目的を考えるかというと、投資でお金を稼ぎ、資産を増やすのは人生の最終ゴールではないからです。成し遂げたい目的があって、そこにお金が必要だから投資をしています。

目的が明確でないと、投資がうまくいかなかったときに挫折してしまいます。

投資をしていれば必ず損はします。ここで目的が明確ではれば、立ち直りまた投資を続け資産を拡大するチャンスが舞い降りてきます。

一年で投資の結果が出ないのは普通です。結局は投資を続けた人が利益を手にしています。

他のお金の勉強になる本が読みたい方へ

【読書感想】漫画版より小説版の方がメリット多数!|「バビロン-大富豪の教え-」を読んだ感想と要約!

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著者について

プロフィール

著者である田向宏行さん(50代の専業投資家)は、FXや投資関連書籍の企画やラジオNIKKEIの投資番組制作協力、FXセミナーの企画構成やレポー卜の執筆、YenSPA!などへの寄稿や取材協力など幅広く活動されています。

学生時代は、資格試験に挑戦するも見事に失敗し、受験浪人だったため就職しそこねて、生活のために事業を始めたそうです。同級生に比べ社会に出遅れたため、会社経営の合間に1989年から投資も開始し、最初は金の積立や株式現物で、その一部は現在も保有していたそう。十数年で事業を売却しその後は投資に専念。FX取引は2007年から開始し、FXを収入の柱とする一方、株式や不動産などへの投資で少しずつ資産形成しました。

2009年ブログ「虹色FX」を開始し、ダウ理論の重要性を主張し、多くの投資家が参考になったと評判が良いと好評です。年収億越えの投資家も田向宏行さんの考えを参考にし、投資でトレーダーの収益が億まで到達したと言っている人もツイッターで見かけました。

特に移動平均線を活用したオリジナルの虹色FXやディナポリ手法などを解説した書籍がベストセラーになっています。

maru3rd.blog85.fc2.com/blog-entry-554.html

著者のX(旧Twitter)

著者の田向宏行さんは、X(旧Twitter)で投資ニュースや相場情報、解説など定期的に発信されているため気になる方はチェックしておくと良いでしょう。

有名な本

著者に「臆病な人でも勝てるFX入門」、「ずっと使えるFXチャート分析の基本」などがあります。

こちらの「臆病な人でも勝てるFX入門」は、投資は臆病こそ、慎重に少しずつ続けて場数を踏むことでうまくなることを説いていて、投資の常識が覆るでしょう。特に投資の世界で生き残っている人はみんな臆病で慎重です。ギャンブラーは、投資家にはなれません。

次に「ずっと使えるFXチャート分析の基本」では、数多くの投資トレーダーが良書とおすすめする有名本です。

物事を始める時は、「基本的知識」と「やってみる」が大事だと思います。そんな投資の基本知識が習得でき、本書では「経験をすることで本当の知識がつく」と挑戦するきっかけを与えてくれます。

前編はここまで

今回はこの「誰でも学べば一生役立つ投資の基本技術」の6章あるうちの1章である「そもそも投資とは何か?」を部分的に紹介しました。

改めて投資ってこんなものなんだと気づいたことがありましたか?

個人的には結果が出なくても一年で辞めていくのはもったいないなと思いました。続けるって何事においても大切ですね!

次回は2章を紹介していくつもりです。しばしお待ちを。

また、「もう先に読んでしまいたい」って方は下記リンクから買って読んでみて下さい。

Amazonや楽天から購入できます。

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