時間とエネルギーの無駄を減らす!ビジネスパーソン必読の『エッセンシャル思考』

おすすめな本

こんにちは!HikaruBlogです。今回は人気ベストセラーである「エッセンシャル思考」について紹介します。

やりたいことがたくさんありますが、何事も中途半端な自分。そんな自分にピッタリそうな本だと確信し即購入しました。

あれもこれも手をつけて必死になって仕事をしていた自分。

どれも50%のクオリティで中途半端で困っている自分に言われているようで、読んでみて正解でした。

この本は特に次の項目に当てはまる人におすすめの本だと思います。

  • 仕事を多く押し付けられ優先事項がわからない人、断れない人
  • 何事も中途半端な人
  • スマホや他のことが気になって集中できない人、勉強ができない人

このような悩みを解決してくれるのが「エッセンシャル思考」です。

今回はこの本を要約し実践してよかったことを取り上げます。

著者の詳しいプロフィール

名前:グレッグ・マキューン

仕事:シリコンバレーのコンサルティング会社THIS Inc.のCEO。

仕事内容:エッセンシャル思考とリーダーシップの考え方で講演、執筆を行い、Apple、グーグル、Twitter、シマンテックなどの有名企業にアドバイスをしています。著書の『エッセンシャル思考』(かんき出版)は全米でも日本でもベストセラーになりました。

エッセンシャル思考ができる人・できない人の特徴

まずエッセンシャルとは、日本語で「必要不可欠重要本質」という意味になります。

理解してもらうためにエッセンシャル思考ができる人・できない人の特徴を簡単にまとめます。

エッセンシャル思考ができる人

考え方:やるべきことを一つに決めて、より良くする

行動:すべきことを計画的に減らしていく

結果:仕事の量や質を自分でコントロールでき、充実感を得る

エッセンシャル思考ができない人

考え方:どれも大切だと考え、全部こなそうとする

行動:やるべきことを増やしていく

結果:何もかも中途半端になってしまう

「エッセンシャル思考」のメリット・デメリット

エッセンシャル思考について、さらに、わかってもらえるようにメリットとデメリットに分けてみました。

メリット

  1. 重要なことにフォーカスする: エッセンシャル思考では、「大事なことに注目しよう!」という考え方です。たくさんの情報の中から大切なポイントを見つけて、それに集中します。
  2. 大切なことを優先する: 「何が一番大切かな?」と考えることができます。大切なことを先にやってしまうことで、時間を有効に使えます。
  3. シンプルで効率的な考え方: 「簡単で効率的な方法を考えよう!」ということです。無駄なことを省いて、効果的な方法で問題を解決します。

デメリット

  1. 大事なことを見逃してしまうことがある: 「大切なことを見落とさないように気をつけよう!」ということです。急いでいると、重要なポイントを見逃してしまうことがあります。
  2. 変化に対応しにくい: 「状況が変わったら、柔軟に考えよう!」ということです。計画が変わったり、新しい情報が出てきたときに、柔軟に対応することが大切です。
  3. 簡単に考えすぎることがある: 「簡単に考えすぎないようにしよう!」ということです。問題が複雑な場合は、単純に考えるだけでは解決できないこともあります。

エッセンシャル思考は、大事なことを見極めて、効率的に解決するための考え方です。

でも、バランスを大切にして、柔軟に対応することも忘れずにしてくださいね!

「エッセンシャル思考」の要約

ここからは「エッセンシャル思考」のことを短く分かりやすいコラムで分けて説明します。

本質を見極める技術

目の前の原因にがむしゃらに対応するのではなく、大局を見つめ問題の核となる部分にだけスポットを当てて対処しなければなりません。その方法をまとめます。

あえて孤独になる

エッセンシャル思考ができない人は何もかも考えようとして余裕がありません。エッセンシャル思考を身につけるためには周りを見渡し、考える時間を作ることが大切です。そのため、考えに集中するために集中せざるをえない状況に自分を置くしかありません。

方法として、「何もない部屋に引きこもる」「インターネットの電源を切る」「古典や宗教の本を読む」があります。

何時間も一人になって考える時間を作るのがない場合は、日々の生活の中で5分だけでも取り入れると良いでしょう。

大局を見る

優れたジャーナリストは普通の人が聞いてない情報から聞くことができるそうです。

なぜなら、話の全てを聞くのではなく、語られていないことに耳を傾けるからです。

方法として、「日記をつける」「現場を見る」「普通を知り逸脱を探す」「問題を明確にする」が挙げられます。

少し難しいので、詳しくは本を買ってみてください。

仕事と遊びの関係

賢い人はちょっとしたナンセンスを楽しむものだ。

ーロアルド・ダール(作家、脚本家)

遊びは仕事に悪影響だと思いがちですが、そうではありません。遊びは生きていく上で不可欠なことです。

世の中は絶えず変化し、予測できないことが起こります。遊びはそうした変化への対応力を育むことができます。

遊びのメリット

  • 選択肢を広げ、本質を探究するのに役立つ
  • 遊びはストレスの軽減を促す
  • 遊びは脳の高度な機能を活性化させる

これだけのメリットがあれば遊ばない理由はないでしょう。

無駄を捨てる技術

絶対やるべきことを決めたら、次にやらなくていいことを見つけ、きっぱり捨てなくてはなりません。そんな断捨離するような方法をまとめます。

最終的な目標と明確な目標を立てる

「これからの10年間で、どんな仕事を成し遂げたいですか?」と聞かれるとなかなか答えが出ません。

この問いを明確に答えれるようになると仕事の結果に直結してきます。また目的が明確だと誘惑に打ち勝ち、時間とエネルギーを味方にできます。

私の場合は「2025年までにブログで100記事を書き終え、読者と共有し、月の収益が10000円を達成する」です。

本書ではこれぐらい具体的でリアルだと良いと書かれていました。

仕事の損切り

長年時間をかけてきた仕事や投資がうまくいってないと、なかなか途中で止めるのは難しいです。

「これだけお金と時間をかけて育ててきたのに、手ぶらで帰れるはずがない」と失敗が認められず、いつか報われると思い込んでしまいます。

しかしそれではいけません。決心して止める時が必要です。

手放すテクニックとして、「もし同じチャンスが来たら、もう一度コストを支払うか」と自分に聞いてみてください。

もし更なる無駄が増えるだけだと思うならやめて損切りするべきです!

8つの上手な断り方

エッセンシャル思考を身につけるためには、仕事や友人に対して「ノー」と言い続ける必要があります。

その上で上手な断り方の具体例が8つ紹介されていました。

  • とりあえず黙る
  • 代替案を出す
  • 予定を確認して折り返します
  • 自動返信メール
  • どの仕事を後まわしにしますか?
  • 冗談めかして断る
  • 肯定を使って否定する
  • 別の人を紹介する

特に印象的だったのは、「自動返信メール」でした。

自動返信メールとは、「今は返信できないので、後で折り返します」という内容を設定するメールのことです。休暇中に限らず、普段から自動返信メールを使うことで日常的に断れます。受け取った側も返信されたことで嫌な気持ちになりません。

次に印象的だったのは、「どの仕事を後まわしにしますか?」と聞くことです。

上司に「どの仕事を後まわしにしますか?」と聞くことで、どの仕事を優先すれば良いかが分かります。さらに「その仕事を引き受けた場合、今抱えている仕事の品質が下がりますがよろしいでしょうか?」と断る方法もあるそうです。

しくみ化の技術

ここまでは努力して、「やるべきこと」と「やらなくていいこと」を分けてきました。最後は努力せずにスムーズにエッセンシャル思考を行えるような「しくみ化」する方法を書いていきます。

バッファをとる

バッファとは日本語で「緩衝」という意味です。たとえば、車間距離をとらずに全速力で目的地に向かっていたら、いずれ事故に遭うでしょう。そうならないために、あらかじめバッファという車間距離をとっておくことで不測の事態に対応できます。

ビジネスでも同様で見積もりを立てるときは1.5倍で見積もると、緊急ごとがあった際に対応でき、余れば上出来になります。

小さな一歩を積み重ねる

エッセンシャル思考の人は、なんでもいっぺんにやろうとせずに小さな成功を積み重ねます。多くのことを望まず、現実的に考え地道に確実に勝ちに行きます。

人は変わろうと決心する時に派手な目標を掲げがちですが、小さな成果を足していくことこそ大きな成果につながることを念頭に置いてください。

例えば、来週までの課題があったとしたら、まず今から5分だけ思いついたことをメモして書き残してみましょう。それだけで本格的に課題をやるときにそのメモがヒントとなって手助けしてくれます。

無意識にエッセンシャル思考を習慣化する

非エッセンシャル思考の人は、いざとなったら本気を出そうとしています。土壇場になってから全力を出しても一時的であったり、良い結果は生まないかもしれません。

逆にエッセンシャル思考の人は重要なことをやり遂げるために、日頃から習慣化します。正しい習慣を続けていれば自ずと素晴らしい結果はついてきます。

また悪い癖が習慣になっているなら、悪い癖を思い立った時のきっかけを変えることです。

例えば、仕事帰りに甘いものを必ず買って帰るなら、その店を見た瞬間に別の店でサラダを買うようにすればいいです。

最初は強い抵抗があるかもしれませんが、続けていくうちに当たり前に無意識に新しい習慣ができるでしょう。

習慣について詳しく知るなら下記の本もおすすめです↓

エッセンシャル思考を実践してみた結果

本当に好きだったことを思い出した

多くなりすぎたYouTubeの登録を減らしたら、YouTubeを見る時間が減り、本当に観たかった動画だけを見ることができました。

またクローゼットの中も一年着ていない服を捨てたりフリマで売ったりすることで、服選びに迷わなくなり、自分の好きな服の傾向がわかりました。

趣味のコレクションもメルカリで出品したり、捨てたりしました。何年も鑑賞していないものは自分にとって必要のないものだと改めて思いました。あと今必要な人の手に渡ってくれた方がモノとしては嬉しいはずです!

不安や葛藤が減り、集中できるようになった

さまざまな仕事を断り、やめていったおかげで一つのプロジェクトに集中でき高い成果を生み出すことができるようになりました。

また自分には時間的にできない仕事と思っていたことでも、断って別の人にお願いしました。

おかげで自分がやらないと遂行できないと思っていたことも他人に任せて大丈夫だと気がつきました。

土日も働く先輩は見習わなくていい

大学生だった頃、院生の先輩はいつも教授から言われた仕事全力で取り掛かっていました。しかし、終わっても終わっても教授は仕事を増やしていくばかりなので、先輩が休日にゆっくりしているところを見たことがありませんでした。

そのため、なんてひどい教授なんだと思っていましたが、よくよく考えてみると、仕事を断れない院生の先輩にも非があったのかもしれません。断るべき仕事は断って線引きすることで、自分の身を守らないといけないとエッセンシャル思考を通してつくづく思いました。

終わりに

エッセンシャル思考は仕事を減らして、多くのことを生み出すことを知りました。

仕事を与えられるとどうしても目の前に全力で対処しようとしてしまいがちです。しかし、一歩下がって大局を見て仕事の足かせになっている部分を削ぎ落とし、問題となる核だけを対処すれば最大限の結果につながることがわかりました。

ブログを書いているときにもできるだけ重要であるところを抜粋して要約しました。

物や情報が溢れている現代は取捨選択して本質を見つけるだけでも仕事なのかもしれません。

いろんなことに手を出すのは良い経験になるでしょうが、仕事においては今何を優先すべきなのかはっきりさせなくてはなりませんね。また迂闊に手を出すと危険な目に遭うことだってありますよね。

ここでは全て要約はしていません。気に入った部分しか載せてないので詳しくは書籍を購入して読んでみてください。本書は具体例などで説明されていたので分かりやすかったです。

試し読みが楽天やAmazonでできますので、まずはそこからチェックしてみてください!

本をもっと手軽に楽しむ方法とは?おすすめのオーディオブック配信サービス

今回ご紹介した本、【エッセンシャル思考】、は実際に読んでみたいけど、時間がないという方におすすめの方法があります。それは、オーディオブック配信サービスの「audiobook.jp」を利用することです!

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