【要約・感想】『エッセンシャル思考』やることが多すぎてパンクしそうなあなたへ【ビジネス・自己啓発】

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今回は人気ベストセラーである「エッセンシャル思考」について紹介します!

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やることが多すぎて、気づけば何もかも中途半端…。ダメダメな自分を変えたい!

実際に読んでみると、頭のモヤモヤが晴れて、何に集中すべきかがはっきりしました。

エッセンシャル思考の意味をわかりやすく言うと、

重要なことに『イエス』を、その他には即答で『ノー』を言える自分になる

またこの本はこんな人におすすめです↓

こんな人におすすめ
  • 仕事が多すぎてパニックになる
  • 上司の依頼を断れない
  • 集中できない

それでは解説していきます!

当ブログでは続編「エフォートレス思考」も解説しています。

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エッセンシャル思考の要約

Sora(OpenAI)で作成

エッセンシャル思考とは、『本当に価値ある1〜2つに全力を注ぐ』ことで、雑務に奪われない時間と成果を取り戻す思考法です。

そんなエッセンシャル思考を箇条書き5点で要約しました。

  • 本質を選ぶ — やるべきものを厳選し、“何をやらないか”を明確にする
  • 正しい「ノー」の技術— 無意味な依頼は断り、重要な仕事に集中する仕組みを作る
  • 考える時間を守る — 集中と洞察のために、社交的雑音を排して思考の時間を確保する
  • 仕組みで勝つ — 余裕を見込んだスケジュールと障害の事前除去で成果を安定化
  • 小さく確実に高める— 数を減らして一つ一つの質を最大化する姿勢

エッセンシャル思考の実践方法

ここからは「エッセンシャル思考」で紹介されていた実践方法を、要約してご紹介します。

本当に重要なことを見抜く能力

目の前の原因にがむしゃらに対応するのではなく、本当に重要なことにしぼって対処する必要があります。

その方法をご紹介します。

あえて孤独になる

Sora(OpenAI)で作成

エッセンシャル思考を身につけるためには周りを見渡し、考える時間を作ることが大切です。

そのため、考えに集中するために集中せざるをえない状況に自分を置くしかありません。

方法として、「何もない部屋に引きこもる」「インターネットの電源を切る」「古典や宗教の本を読む」があります。

日々の生活の中で5分だけでも取り入れると良いでしょう。

全体を見渡す

Sora(OpenAI)で作成

優れたジャーナリストは普通の人が聞いてない情報から聞くことができるそうです。

なぜなら、話の全てを聞くのではなく、語られていないことに耳を傾けるからです。

方法として、「日記をつける」「現場を見る」「普通を知り逸脱を探す」「問題を明確にする」が挙げられます。

遊びも取り入れる

Sora(OpenAI)で作成

賢い人はちょっとしたナンセンスを楽しむものだ。

ーロアルド・ダール(作家、脚本家)

遊びは仕事に悪影響だと思いがちですが、そうではありません。遊びは生きていく上で不可欠なことです。

一旦は問題から離れ、休憩することは心身にとって大切です。

一度忘れるくらい遊びましょう、きっと答えは見つかります。

遊びのメリット
  • 選択肢を広げ、本質を探究するのに役立つ
  • 遊びはストレスの軽減を促す
  • 遊びは脳の高度な機能を活性化させる

無駄を捨てる技術

絶対やるべきことを決めたら、次に無駄なことを見つけ、きっぱり捨てなくてはなりません。そんな断捨離するような方法をまとめます。

ゴールを定め、具体的な道筋を描く

「これからの10年間で、どんな仕事を成し遂げたいですか?」と聞かれるとなかなか答えが出ません。

この問いを明確に答えれるようになると仕事の結果に直結してきます。また目的が明確だと誘惑に打ち勝ち、時間とエネルギーを味方にできます。

私の場合は「2025年までにブログで100記事を書き終え、読者と共有し、月の収益が10000円を達成する」です。

本書ではこれぐらい具体的でリアルだと良いと書かれていました。

非効率な業務を思い切ってやめる

長年時間をかけてきた仕事や投資がうまくいってないと、なかなか途中で止めるのは難しいです。

「これだけお金と時間をかけて育ててきたのに、手ぶらで帰れるはずがない」と失敗が認められず、いつか報われると思い込んでしまいます。

しかしそれではいけません。決心して止める時が必要です。

手放すテクニックとして、「もし同じチャンスが来たら、もう一度コストを支払うか」と自分に聞いてみてください。

もし更なる無駄が増えるだけだと思うならやめて損切りするべきです!

8つの上手な断り方

Sora(OpenAI)で作成

エッセンシャル思考を身につけるためには、仕事や友人に対して「ノー」と言い続ける必要があります。

その上で上手な断り方の具体例が8つ紹介されていました。

  • とりあえず黙る
  • 代替案を出す
  • 予定を確認して折り返します
  • 自動返信メール
  • どの仕事を後まわしにしますか?
  • 冗談めかして断る
  • 肯定を使って否定する
  • 別の人を紹介する

特に印象的だったのは、「自動返信メール」でした。

自動返信メールとは、「今は返信できないので、後で折り返します」という内容を設定するメールのことです。休暇中に限らず、普段から自動返信メールを使うことで日常的に断れます。受け取った側も返信されたことで嫌な気持ちになりません。

次に印象的だったのは、「どの仕事を後まわしにしますか?」と聞くことです。

上司に「どの仕事を後まわしにしますか?」と聞くことで、どの仕事を優先すれば良いかが分かります。さらに「その仕事を引き受けた場合、今抱えている仕事の品質が下がりますがよろしいでしょうか?」と断る方法もあるそうです。

効率化のための仕組み作り

ここまでは努力して、「やるべきこと」と「やらなくていいこと」を分けてきました。
最後は効率化を上げるための仕組みづくりです。

余裕をもたせる

Sora(OpenAI)で作成

車を運転している方なら分かると思いますが、車間距離をとっておくことで不測の事態に対応できます。

ビジネスでも同様で見積もりを立てるときは1.5倍で見積もると、緊急ごとがあった際に対応でき、余れば上出来になります。

作業時間は少し多めに伝えましょう(例:1時間→1.5時間)。
早ければ好印象、遅れても余裕ができますよ!

小さな一歩を積み重ねる

Sora(OpenAI)で作成

エッセンシャル思考の人は、なんでもいっぺんにやろうとせずに小さな成功を積み重ねます。多くのことを望まず、現実的に考え地道に確実に勝ちに行きます。

人は変わろうと決心する時に派手な目標を掲げがちですが、小さな成果を足していくことこそ大きな成果につながることを念頭に置いてください。

例えば、来週までの課題があったとしたら、まず今から5分だけ思いついたことをメモして書き残してみましょう。それだけで本格的に課題をやるときにそのメモがヒントとなって手助けしてくれます。

エッセンシャル思考を習慣化する

Sora(OpenAI)で作成

非エッセンシャル思考(エッセンシャル思考ができない)の人は、いざとなったら本気を出そうとしています。土壇場になってから全力を出しても一時的であったり、良い結果は生まないかもしれません。

逆にエッセンシャル思考の人は重要なことをやり遂げるために、日頃から習慣化します。正しい習慣を続けていれば自ずと素晴らしい結果はついてきます。

また悪い癖が習慣になっているなら、悪い癖を思い立った時のきっかけを変えることです。

例えば、仕事帰りに甘いものを必ず買って帰るなら、その店を見た瞬間に別の店でサラダを買うようにすればいいです。

最初は強い抵抗があるかもしれませんが、続けていくうちに当たり前に無意識に新しい習慣ができるでしょう。

エッセンシャル思考のメリット・デメリット(長所・短所)

Sora(OpenAI)で作成

エッセンシャル思考について有用性と危険性を考えてみました。

メリット

  1. 重要なことにフォーカスできる
    無駄な情報に流されることなく、自分にとって本当に大切なことに集中できるようになります。
  2. 優先順位をつけやすい
    「何が一番大事か?」と考えることで、重要なことを最初に取り組む習慣がつきます。
  3. シンプルかつ効率的な思考
    物事をシンプルに捉え、無駄を省いて効率的に解決策を見つけることができます。
    複雑な問題→シンプルに解決!

デメリット

  1. 柔軟さが失われる可能性
    変化に対して柔軟に対応するのが難しくなることがあります。計画や状況が変わった際に柔軟に調整することが重要です。
  2. 問題を単純化しすぎる危険
    エッセンシャル思考で過度に単純化してしまうと、重要なことを見落としてしまう可能性があります。時には深い分析や考慮が必要です。

エッセンシャル思考は、大事なことを見極めて、効率的に解決するための考え方です。

本来は仕事や勉強を効率よく終わらせ、好きな人との好きな時間を作るために「エッセンシャル思考」は使われるべきと思っています。

何事もバランスが重要です!

著者のプロフィール

ここでは『エッセンシャル思考』の著者グレッグ・マキューンについて簡単に紹介します。

https://www.amazon.co.jp/から引用

グレッグ・マキューン(Greg McKeown)は、ビジネス戦略コンサルタントであり、作家・講演家としても活躍しています。特に、「より少なく、しかしより良く(Less but Better)」という考え方を提唱し、ビジネスや日常生活において本当に重要なことに集中する方法を伝えています。

  • 経歴
    ・イギリス生まれ
    ・アメリカ・スタンフォード大学でMBAを取得
    ・コンサルティング会社「THIS, Inc.」のCEOとして、AppleやGoogleなどの企業に助言
  • 主な著書
    『エッセンシャル思考』(原題: Essentialism: The Disciplined Pursuit of Less
    『エフォートレス思考』(原題: Effortless: Make It Easier to Do What Matters Most

『エッセンシャル思考』は世界中でベストセラーとなり、シンプルに生きることの大切さを説いています。

『エッセンシャル思考』は「何に集中すべきか」を教えてくれる本であり、
続編の『エフォートレス思考』は「それをどうすればラクに実行できるか」を極める技術が紹介されています。

当ブログでは続編「エフォートレス思考」も解説しています。気になる方はチェック!

概要・書評

読みやすさ★★★★★
書評★★★★★
本の長さ320ページ
言語日本語
出版社かんき出版
発売日2014/11/17
対象年齢どの年齢層でも(特に成人、社会人)
ジャンルビジネス、自己啓発

エッセンシャル思考を実践してみた

この本を読んで、実際にエッセンシャル思考を実践してみました。

本当に好きだったことを思い出した

多くなりすぎたYouTubeの登録を減らしたら、YouTubeを見る時間が減り、本当に観たかった動画だけを見ることができました。

またクローゼットの中も一年着ていない服を捨てたりフリマで売ったりすることで、服選びに迷わなくなり、自分の好きな服の傾向がわかりました。

趣味のコレクションもメルカリで出品したり、捨てたりしました。何年も鑑賞していないものは自分にとって必要のないものだと改めて思いました。あと今必要な人の手に渡ってくれた方がモノとしては嬉しいはずです!

不安や葛藤が減り、集中できるようになった

さまざまな仕事を断り、やめていったおかげで一つのプロジェクトに集中でき高い成果を生み出すことができるようになりました。

また自分には時間的にできない仕事と思っていたことでも、断って別の人にお願いしました。

おかげで自分がやらないと遂行できないと思っていたことも他人に任せて大丈夫だと気がつきました。

土日も働く先輩は見習わなくていい

大学生だった頃、院生の先輩はいつも教授から言われた仕事全力で取り掛かっていました。しかし、終わっても終わっても教授は仕事を増やしていくばかりなので、先輩が休日にゆっくりしているところを見たことがありませんでした。

そのため、なんてひどい教授なんだと思っていましたが、よくよく考えてみると、仕事を断れない院生の先輩にも非があったのかもしれません。断るべき仕事は断って線引きすることで、自分の身を守らないといけないとエッセンシャル思考を通してつくづく思いました。

エッセンシャル思考のまとめ

エッセンシャル思考のまとめです。

  • 本質を選ぶ — やるべきものを厳選し、“何をやらないか”を明確にする
  • 正しい「ノー」の技術— 無意味な依頼は断り、重要な仕事に集中する仕組みを作る
  • 考える時間を守る — 集中と洞察のために、社交的雑音を排して思考の時間を確保する
  • 仕組みで勝つ — 余裕を見込んだスケジュールと障害の事前除去で成果を安定化
  • 小さく確実に高める— 数を減らして一つ一つの質を最大化する姿勢

エッセンシャル思考は、重要なことを見極め、不必要な仕事を避け、より良い選択をする考え方です。

不要な仕事を断ることは一見リスクに思えますが、中途半端に手を広げるより、一つの仕事を完璧にこなす方が評価につながります。

何より、仕事の目的は人生を豊かにすること。最小の時間で成果を出し、余裕のある毎日を手に入れましょう。

仕事で悩んでいる人にプレゼントするのもおすすめですよ!

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