HikaruBlogです。
今回はスペンサージョンソンの『プレゼント(人生の贈り物)』の内容と読書した感想についてご紹介します。
この本は前回ご紹介した彼の代表作である『チーズはどこへ消えた?』と同様に、シンプルな物語の中に深いメッセージが込められています。
本書『プレゼント』が、韓国ドラマ『青春の記録』第7話に登場し、大きな話題に!
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※『プレゼント(The Present)』は、スペンサー・ジョンソンが2003年に発表した本の原題で、日本語版は 『人生の贈り物』 というタイトルで出版されています。つまり、タイトルが違うだけで、内容は同じ なので、どちらを読んでも同じメッセージを受け取ることができます。
『プレゼント』の内容と評価
概要
読みやすさ | ★★★★★ |
おすすめ度 | ★★★★★ |
ページ数 | 77ページ |
言語 | 日本語 |
出版社 | 扶桑社 |
発売日 | 2001/06/30 |
どこの国 | アメリカ |
ジャンル | 人生論・教訓 自己啓発 ビジネス |
対象年齢 | 中学生以上~大人 |
『プレゼント』は、「今この瞬間を大切に生きる」ことの重要性を説いています。
短い文章で読みやすく、人生の本質を改めて教えてくれます。
過去や未来にとらわれず、目の前のことに集中することで、幸せを見つけることができるというメッセージが込められています。
- 今までの人生で子供のうちは楽しかったと思う人
- 他人の成功がうらやましい人
- 毎日の学校や仕事が楽しくない人
韓国ドラマで話題!『プレゼント』が登場する名シーン
スペンサー・ジョンソンの自己啓発書『プレゼント』が、韓国ドラマ『青春の記録』第7話に登場し、大きな話題に!

ヒロインのジョンハ(パク・ソダム)が主人公ヘジュン(パク・ボゴム)に韓国語版を贈る感動のシーンは、多くの視聴者の胸を熱くしました。本のメッセージがドラマのテーマともリンクし、「私も読んでみたい!」と共感の声が続出。
このシーンをきっかけに、韓国や日本でも本書の人気が再燃!「今を大切に生きる」ヒントが詰まった一冊、あなたも手に取ってみませんか?
口コミとレビュー
『チーズはどこへ消えた?』では変化に適応する大切さを伝えましたが、『プレゼント』では、より本質的な「人生の意味」について語られています。

この地球上の誰もが受け取っている贈り物…私も? そう思って読んだら、ちゃんとあった! 生きる勇気が湧いてきた!

本当に読みやすく、理解しやすい内容です。普段、本を読まない若い人に是非読ませてみたいと思いました。
あらすじ ※ネタバレ注意
物語は、人生の真理を探し求める一人の少年と、知恵ある老人の対話を中心に展開します。

どんなものより素晴らしい「プレゼント」を知っているかい?
それをもらった人はずっといつまでも幸せでいられるんだよ。

それはどこかに隠されている財宝のことですか?

いや、そうじゃないよ
「プレゼント」はそれ自体が財産なんだ

一体どんなものなんだ、、、?
少年はそれから、その答えを探す旅に出て、何十年もの時を過ごします。
しかし、答えは見つかることなく、疲れ果てて老人の元へ帰ります。
老人は喜んで少年を迎え、二人は昔のように談笑しました。
少年は老人といるのが好きでした。一緒にいるのが幸せでした。
なぜ少年は老人といると幸せなのか、それは老人自身が幸せだからではないだろうかと少年はそう思いました。
しばらく月日が流れ、老人はこの世を去りました。答えを教えないまま。
少年は悲しみ、でも「プレゼント」の答えを探しました。
改めて老人が出してくれたヒントを考えてみました。
- 特別なプレゼントは、願い事と関係ない。
- プレゼントを手に入れたなら、どこにいようと心から満足していられる。
- プレゼントはそれ自体が財産なんだ。
- 人からもらうものではなく、自分が自分に与えるもの
少年は考えました。今更諦めるわけにはいかなかったのです。
そうして、突然分かったのです!!
そう答えは、、、!
(ネタバレ注意↓)
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プレゼント、つまり現在、この瞬間だと分かったのです!
*present は英語で、「現在」と「プレゼント」の2つの意味を掛けてます。
過去でも未来でもなく、常にかけがえのない今だったのです。
過去のことを振り返り、教訓を見出すことは賢明なことだ。
しかし、過去を生きるのは、賢明なことではない。
それは現在の自分を否定することだから。
未来のことを考え、準備するのは賢明なことだ。
しかし、未来を生きるのは、賢明なことではない。
それも現在の自分を否定することだから。
そして、自分を否定することは大事なものを否定することだ。
現在こそが我々を生かしてくれているです。
老人が少年と話すとき幸せそうだったのは、現在そのものになっており、話す瞬間を楽しんでいたのです。
シンプルな対話形式ながらも、読者自身が問いかけを受けるような構成となっており、自己を振り返るきっかけを与えてくれます。
大切な人へ贈ろう

『プレゼント』は、誕生日や新生活の門出など、人生の節目に贈ることで、相手にとって特別な一冊になるでしょう。また、親が子供に贈る本としても非常におすすめです。
シンプルな言葉で書かれているため、成長過程にある子供でも理解しやすく、生きるうえで大切な価値観を学ぶきっかけになります。
プレゼントとして贈る際には、たとえば、就職や転職を控えた人には『チーズはどこへ消えた?』とセットで贈るのもおすすめです。
私自身も中古品の『チーズはどこへ消えた?』とセットで購入しました。
著者のプロフィール
スペンサー・ジョンソン
「プレゼント(人生の贈り物ーあなたの探し物は何ですか?)」や『チーズはどこへ消えた?』の著者:スペンサー・ジョンソン(Spencer Johnson, M.D.)について簡単に説明します。

アメリカの作家・医学博士・心理学者。
心臓ペースメーカーの開発等にもたずさわる。
さまざまな大学や研究機関の顧問をつとめる一方、『1分間マネジャー』などのビジネス書を発表し、著作活動を続けていました。(享年78歳)
スペンサー・ジョンソンの他の著作
- 『チーズはどこへ消えた?』 変化への適応をテーマにした、スペンサージョンソンの代表作。
- 『頂きはどこにある?』 目指す頂きを見失ったビジネスマンに、進むべき道を示す知恵を授ける一冊。
ヒカルブログで紹介しています→「永遠の名作!『チーズはどこへ消えた?』がもたらす人生の教訓【読書感想・寓話・ビジネス本】」
まとめと感想
この本を通じて、「今を大切に生きる」ことの大切さを学びました。
過去を引きずるのでもなく、未来に怯えるのでもなく、現在の日常の小さな幸せに気づき、今を生きるのです。
もし、人生の方向性に迷ったり、大切な何かを見失いかけたりしているなら、『プレゼント』がきっとあなたの心を軽くしてくれるはずです。
シンプルで短い文章で構成されていますが、深いメッセージが込められていますので、この機会にぜひ手に取ってみてください。
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