心に響く教訓!寓話で日常を変える「ものの見方が変わる 座右の寓話」

おすすめな本

本屋でフラフラしていた時に、ふと目に入って買いました!

もともと名言集や寓話が好きなので、読んだことない本は迷わず購入です。

私は本書を「学校の授業」や「会社の朝礼」で使える話材としてまとめた。

したがって、長い寓話は二分程度で話せるような内容に要約してある。

「座右の寓話」戸田智弘

本を開くと「はじめに」のところで上記のように書いてあり、古今東西語り繋がれる人生の教えが第1章から第15章まで77話もまとめられています。

また1話1話に作者が詳しく考察してあります。

「学校の授業」や「会社の朝礼」以外にも雑話として使っても面白いのでおすすめです!

戸田智弘

1960年愛知県生まれ。北海道大学工学部、法政大学社会学部卒業。

著書に『働く理由』『続・働く理由』『学び続ける理由』など。

「座右の寓話」の構成は?

構成は以下のような感じです。

はじめに

第1章 視点と視野と視座 No.01〜No.06

第2章 幅広い認識としなやかな思考 No.07〜No.11

第3章 思慮深さと正しい判断 No.12〜No.17

第4章 聡明さと創造的な仕事 No.18〜No.22

第5章 強い組織の精神 No.23〜No.27

第6章 働く姿勢と働く意味 No.28〜No.33

第7章 正義の心と共同体 No.34〜No.38

第8章 科学技術と社会の関わり No.39〜No.42

第9章 人生の道理と「有り難う」 No.43〜No.47

第10章 欲望との付き合い方 No.48〜No.51

第11章 学びの心得と学ぶ理由 No.52〜No.55 

第12章 挑戦と持続可能性 No.56〜No.61

第13章 自分の物語の描き方 No.62〜No.66

第14章 生と死のつながり No.67〜No.71

第15章 どんなときでも「ものは考えよう」 No.72〜No.77

1話1話に作者の解釈と考察が書かれています。

寓話を深掘りしてくれるので理解が高まります。

「座右の寓話」を読んだ感想は?

古今東西語り繋がれる話なので、日本の文化と違いを感じつつ考え方はとても納得できる話が多かったです。

また寓話の内容が分からなかった時の作者の解釈が非常に参考になり、なるほど!と深掘りすることができました。

また個人的な話になりますが、

面白い話を見つけると友人や家族と共有したくてたまらなくなり、自然と会話がしたくなってしまいました

また共有した相手なりの見解も聞けて一石二鳥でした。

「77話」中のベストワン!

77の話の中での最も面白いと思った話を発表します。完全に私の感想ですのでご了承ください。

その内容と感想についても触れていきます!

さあ、個人的ランキングナンバーワンは、

「カエルの登山」です!

この話が最も面白いと感じました。下記で説明します。

カエルの登山

あらすじから説明します。

とある十匹のカエルが「山に登りたい」と集まった。

出発日、山のふもとに集合すると、かけつけにやってきた仲間たちがヤジを飛ばしてきた。

「行くだけ無駄だよ。やめときな、やめときな」

そんな言葉を背に向けながら、十匹は出発した。

山頂とふもとの中間地点でウサギに会った。ウサギは言った。

「そんな小さな足で頂上まで登れるはずがない」

これを聞いた五匹のカエルは登るのを諦めた。

残りの五匹たちはよりいっそう険しい山を登り続けた。

4分の3登ると、マーモットに出会った。マーモットは言った。

「頂上まで行くのは無謀ですよ。とんでもないですよ。」

これを聞いて二匹が登るのを諦めた。

残った三匹はなお登り続けた。やがて今度は高山でヤギに出会った。

「このへんで引き返した方が身のためです。この調子じゃ、あと1ヶ月はかかりますよ。」

ここでまた二匹が諦めた。

とうとう一匹になった。それでも少しずつ登り続けた。

そして、1ヶ月後、ついに山の頂上まで辿り着いた。

それから、その一匹が村に戻ると、仲間たちはいっせいに聞いた。

「どうやって登ったの!?」

ただその一匹のカエルは「何?」と聞き返した。

そこで仲間たちはまた大きな声で聞いた。

「どうやってあんなに高い山を登ったの!?」

しかし、またしても一匹のカエルは「何?」「何?」と言うだけだった。

それもそのはず、、、

『『一匹のカエルは耳が聞こえなかったのだ。』』

この話はカエルが山に登るという目標に挑戦した寓話です。

この話から作者は次のように考察します。

  • 勇気を持って課題に挑もう
  • 人は臆病ではあってはいけないが、後先考えないのもいけない
  • 何事にも「ちょっと無謀じゃないか」と思うぐらいがちょうどいい目標だ

確かに、自分自身を振り返ってみると、友達や家族、テレビから助言を真に受けると行動が制限されてしまい、時には諦めることだってあります。

彼らは何かしら苦い経験があり、成功しなかったので過保護になってしまい助言をしてしまうのかもしれません。

あるいは成功して欲しくなかったのかもしれません。

そこで作者は最後にこう付け加えます。

付き合う人を選ばなければならない

過小評価する否定的な人や依存してくる人よりも、過大評価してくれる人と付き合うことがベストだと言います。

私は作者の意見を読んで、これからはニュース番組やYahoo!ニュースをあまり見ないようにしたり、人からの助言は真摯に聞いたふりをして、話半分くらいで聞いています。

またどうしても悩んでしまう時には公園で散歩して気分を変えています。

そして、目標を立てるときは人に笑われるぐらいに設定するように心がけています。

終わりに

この記事では本の一部しか紹介できませんでしたが、寓話から普段だったら気づかないような視点や、改めて生き方について考えることのできる面白い本でした。

1話1話の尺が5分休憩の時にピッタリな長さなので、気軽に読むことができます。

本をトイレに置いて、家族で共有してもいいかもと思いました。

また、人生そんなに悩まなくてもいいんだと明るくポジティブな気持ちにもなれるでしょう。

個人的には、かなりおすすめできる本でした!!

まだ読んでいない方は、Amazonや楽天から購入できますので、ぜひ読んでみてください。

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